遺品整理は四十九日を過ぎたら行います。ものを整理すると共に気持ちの整理もします。気持ちに整理をつけるためにも、遺品整理は大事な作業と言えます。
1.遺品は3つに分類する
四十九日の法要が終わったら、徐々に遺品の整理に取り掛かりましょう。遺品には家財道具、貴重品、高級品、手紙、手帳、思い出の品、など様々なものがあります。このたくさんのものを上手に片づけるポイントは分類することです。まずは「保存するもの」、「捨てるもの」、「人にあげるもの」の3つに分類しましょう。また意外な場所から遺言書や証券などが見つかることがあるので、注意しましょう。
2.必ず保存するもの
貴重品や実印、預金通帳、株式、借用書など遺産となるものは、残しておく必要がありますが、それ以外に保存しておく必要性のあるものが日記や手帳、手紙などです。遺言書との文字の照合や遺産となる預貯金の捜索などさまざまな場面で必要となる可能性があるので1年ほどは保管しておきます。
自営業だった場合、仕事に関する書類は、書類ごとに保存期間が義務づけられています。捨てずに必ず保管しましょう。
3.遺品整理サービスを利用する
遺品整理は手間のかかる大変な作業です。遠方に住んでいたり、仕事をしていたりなど時間が取れない人は遺品整理を行ってくれる業者に頼む方法もあります。最近は業者によってさまざまなオプションサービスがあり、遺品整理だけでなく、部屋のクリーニングから遺品の供養、保管などいろいろな要求に応えてくれます。
<ポイント1>遺品サービスの流れ
①複数業者での見積もり
②見積もり比較・業者決定
③打合せ
④遺品整理・仕分け・梱包
⑤遺品の搬出
⑥簡易掃除
⑦遺品発送・処分
<ポイント2>遺品サービスのオプション
・遺品の一時保管
・貴重品の捜索
・遺品の合同供養
・賃貸物件の代理立会人
・リサイクル品の買い取り
・ハウスクリーニング
・消毒・消臭
・たたみ・クロスの新調など