終活におけるモノを整理するコツ

終活でのモノ整理のコツ

モノの整理
終活において、モノを整理する最大のコツは、「モノを増やさない」ことです。あとは、どんな形でもいいので紙に書いてみて整理してまとめると、うまく進めることができます。

1.本当に持つべきモノと数量を決める

長い人生を彩ってきた膨大なモノの整理・処分には、気力、体力ともにかなりのエネルギーが必要な作業です。

そこで、終活におけるモノの整理に取り掛かる前に「なぜ片付かないのか?」その理由を考え、書き出してみることをお勧めします。原因が分かれば対処法も自然と明らかになります。

衝動買いや使ったモノを元に戻さないクセの見直しに繋がるかもしれません。どんな持ち物をどのくらい持っているかを把握してみると良いでしょう。

入院や介護施設に入居するときは、必要最低限のモノしか持ち込めません。この時、本当に持つべきモノと数量を決めましょう。

また、片付け前後の様子を携帯カメラなどで撮影しておくのもお勧めです。片付ける前と後の歴然とした違いの「見える化」は励みにもなりますし、「もう散らかさない、増やさない」という決意にも繋がります。

2.捨てる基準や期限を決める

終活をせずに大量にモノを残したまま亡くなると、遺品整理で、家族や親族に心理的負担をかけることになります。また日ごろから身辺整理をしっかりとしておけば、負担の軽減につながります。

気力・体力・判断力が衰えてからでは手遅れになる可能性もあります。ずるずると先延ばしにせず、確実に終わらせるために「何を?」だけでなく、「いつまでに?」を決めてから取り掛かりましょう。

作業を快適かつ効率的に進めるためには、あらかじめ「捨てる基準」を決めておくとスムーズに進みます。「〇年以上来ていない衣類は処分する」というように数字を使ったルールを定めます。

さらに、捨てるかどうか迷ったときは、「なぜ取っておきたいのか?」、「いつ必要なのか?」、「どこで使うのか?」、「誰が使うのか?」、といった問いを立て、モノと自分の関係を問い直してみる事もお勧めです。

身辺整理は、終活の入口であり、基本でもあります。膨大な量のモノと向き合う人も多いと思いますが、気力や体力と相談しながら、計画的に進めましょう。


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