葬儀後にすること

大切な方の葬儀が終わったら

ようやく葬儀が終わり、まずは葬儀でお世話になった方たちへの対応、
そして時間をかけても良いので、納得のいくお墓探しなどをしていきましょう。

葬儀費用を支払うボタン事務の引継ぎや費用の支払い
香典返しをするボタン香典返しの意味とタイミング
あいさつ回りをする初七日や勤務先への対応
遺品を整理するボタン整理のポイントと整理業者
形見分けをするボタン形見分けの時期と注意点
墓地選びと購入方法ボタンお墓探しと購入のポイント
お墓の種類ボタン墓地の種類や永代供養
お墓を建てるボタンお墓のデザインや費用相場
納骨をするボタン納骨儀式のマナーやポイント
そのほかの埋葬方法ボタンお墓以外の埋葬方法
葬儀後の名義変更ボタンすぐにしなければならない事
返却・停止手続きをするボタン偲ぶ会や公的・民間の手続き
散骨の方法散骨の方法
制作中
制作中

1.葬儀費用を支払う

●葬儀事務を引き継ぐ

⇒世話人から以下の葬儀事務を引き継ぎましょう。
(1)香典・香典帳
(2)参列者の名刺・芳名帳
(3)弔辞・弔電
(4)供物の記録帳
(5)出納帳や領収書、請求書、残金など
お金に関することが多いので、後日トラブルが出ないように確認をその場で丁寧にするようにしましょう。

●葬儀費用の清算

⇒葬儀費用は大きく分けて以下の3つです。
(1)葬儀会社への支払い
(2)宗教者や世話役への謝礼
(3)通夜ぶるまいや精進落としの飲食代
 葬儀費用を支払う 

2.香典返しをする

●香典返しとは

⇒会葬者から頂いた香典に対し、感謝の気持ちを品物に込めて贈ることを
香典返しと言います。金額は香典の3分の1か、2分の1が相場です。

●お礼の時期

⇒仏式の香典返しでは、四十九日の後、忌明けのあいさつ状と共に贈るのが一般的です。
 香典返しをする 

3.あいさつ回りをする

●初七日までに行う

⇒葬儀関係者は葬儀の翌日または翌々日までに、その他の方へは初七日までにお礼を述べるようにします。挨拶先は、(1)僧侶・神父・牧師などの宗教者、(2)葬儀の世話役(葬儀会社が行った時は不要)、③隣近所などです。
 あいさつ回りをする 

4.遺品を整理する

●遺品を3つに分類する

⇒四十九日の法要が終わったら、徐々に遺品の整理に取り掛かります。「保存するもの」、「捨てるもの」、「人にあげるもの」の3つに分類するのが効率的に進めるポイントです。

●必ず保存するもの

⇒貴重品や実印、預金通帳、株式、借用者など遺産となるものは、残しておく必要がありますが、それ以外に保存しておくべきものは日記や手帳、手紙などです。これらは遺言書との文字の照合や遺産となる預貯金の捜索など様々な場面で必要となる可能性がある為です。
 遺品を整理する 

5.形見分けをする

●形見とは

⇒故人が生前に愛用していたものや思い出のものなどの一部を、とくに親交のあった親族や友人に分けて贈ることを形見分けと言います。

●渡す時期と渡し方

⇒時期は特に決まりはありませんが、仏式の場合は忌明けである四十九日後に行うのが一般的です。また、贈るものは、時計や衣類、装飾品など、故人が愛用したもので、まだ使用できるものを贈ります。
 形見分けをする 

6.墓地選びと購入方法

●お墓探しをする

⇒墓地は親の供養のためにもよい場所を選びましょう。理想的な墓地を購入するには、事前の準備が大切です。
寺院墓地の場合は菩提寺などに直接問い合わせましょう。公営墓地は県や市の広報に募集が告知されていることがあります。

民営墓地は新聞チラシやインターネットで情報を集めることができます。集めた墓地の情報を比べて、自分たちが希望する予算や墓地の環境、交通の便などにあてはまる候補を何か所か選びます。

●墓地を購入する

⇒場所や運営母体によって異なりますが、平均では95万円(2㎡)が相場です。
 墓地選びと購入方法 

7.お墓の種類

●お墓を建てる場所

⇒墓地は経営する団体によって「寺院墓地」、「公営墓地」、「民営墓地」の3種類に分けられます。

●永代使用権の購入

⇒墓地購入は土地を直接買うものではなく、墓地内のある一画にお墓を建てる土地として使用する権利を買うのです。この権利を「永代使用権」と言います。
 お墓の種類 

8.お墓を建てる

●石材店を選ぶ

⇒墓地を購入した後は、墓石を用意します。墓石は石材店に依頼して建ててもらいます。建てる墓地によっては、指定の石材店がある場合があり、割高になっているケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

●石とデザインを選ぶ

⇒関東では黒系、関西では白系が好まれるらしいですが、最近では自由な墓石が増えてきています。また宗教によってデザインのフォーマットがあるので、事前に確認しておくことをお勧めします。
 お墓を建てる 

9.納骨をする

●忌明けが一般的

⇒仏教での納骨は法要に合わせて行います。法要の中でも忌明けにあたる四十九日に行うことが一般的ですが、墓地探しから始める場合などは四十九日には間に合わないので、無理に慌てずに、慎重に墓地を決め、納骨は一周忌に合わせて行います。

●石材店と僧侶に連絡する

⇒納骨するときは、カロートと呼ばれる納骨室を開ける必要があるので、必ず石材店に連絡して、納骨日を伝えます。また仏教では納骨時に「納骨式」を行うので、あらかじめ僧侶にも依頼をします。さらに新しいお墓に納骨するときは、その前に開眼供養をする必要もあります。
 納骨をする 

10.そのほかの埋葬方法

●自然葬とは

⇒故人が自然に還ることを希望した時には、「自然葬」という埋葬方法をします。自然葬にも、「散骨葬」、「樹木葬」、「宇宙葬」など様々なスタイルがあります。

●散骨のマナー

自然葬については法的な制限がないため、どこに散骨しても違法にはなりませんが、社会的マナーの観点から葬儀会社などにも確認をしておきましょう。
 その他の埋葬方法 


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