身体の衰えに応じて、利用可能な介護サービスや施設を知り、考えておくだけでも、自分らしい老年期を過ごすこと、つまり「終活」に繋がります。さらには緊急時の医療情報や胃ろうなど、延命治療に関する希望もまとめておきましょう。ただし、これらの意志を家族や周りの人に共有する事こそが終活において最も重要な点と言えます。
理想的な老年期そして最期とは何か?
申し上げるまでもなく、生まれた人間はいつか最期を迎えます。そして人間は自分ひとりだけで生まれてこられないように、死ぬときもまた、必ず誰かのお世話になります。
できるだけ自分の理想に近い最期を迎えるためには、元気なうちに「どのように老い、どのように死にたいのか」をよく考えておく方が充実した老年期、終末期を過ごせるはずです。
また、いずれも、「もしも」の問題が発生した時には本人が判断能力を失っている場合が多いため、家族に対してきちんと意志表示をしておくことが大切です。
最近ではエンディングノートを作り、そこに記載するケースが増えています。注意すべき点は、エンディングノートはあくまでも家族へのメッセージ帳のようなもので、法的な拘束力はありませんので、遺産相続についての遺言は別途作成しましょう。
終活での後悔しない老人ホーム選び
「終の住処」となる老人ホーム選びは何度も体験入居などをして慎重に検討しましょう。終活で事前に準備をしておくと満足した老人ホームを選ぶことができます。