葬儀費用を支払う

葬儀事務の引継ぎや費用の支払い

葬儀費用
通夜・葬儀が終わり、ひと段落ついた後は、葬儀会社等、関わった関係者へ葬儀費用の支払いをしなければなりません。後のトラブルが無いように速やかに処理をすることをオススメします。

1.葬儀事務を引き継ぐ

火葬の後におこなう精進落としが終わったら、世話役から葬儀の事務手続きを引き継ぎます。引継ぎが必要なのは主に以下の5つです。
①香典・香典帳
②参列者の名刺・芳名帳(ほうめいちょう)
③弔辞・弔電
④供物の記録帳
⑤出納帳や領収証、請求書、残金

お金に関することなので、ほかの参列者などの目の届かない別室で行い、後日トラブルが起きないように確認はその場で必ずします。このとき、世話役に立て替えてもらったお金を支払います。

2.葬儀費用を清算する

葬儀費用は大きく分けて3つあります。

(1)葬儀会社への支払い

1つ目は、宗教者や世話役への謝礼です。あいさつ回りのときか、通夜や葬儀当日に手渡します。葬儀会社から請求書が来たら、その詳細を確認します。依頼したプランで間違いがないか、プラスされている金額はなにが理由かなど、細かく確認し、納得したうえで支払うようにしましょう。私の経験から申し上げれば、きちんと葬儀会社は請求書を持参して、細かく説明してくれます。

(2)宗教者(お寺・神社・教会など)や世話役への謝礼

2つ目は、宗教者や世話役への謝礼です。あいさつ回りのときか、通夜や葬儀当日に手渡します。仏式の場合は謝礼として「お布施」を手渡します。そのほか、車で来た場合には「お車代」と、僧侶が通夜ぶるまいを辞退した時は「お膳料」を別途渡します。葬儀全般を仕切ってくれた世話役の代表には1~2万ほど、会計や受付、道案内、進行など各係の人には5000円ほどを目安に謝礼を手渡します。

(3)飲食接待費用

3つ目は、通夜ぶるまいや精進落としにかかる飲食代の代金です。食事は1人あたり2000~3000円が目安で人数分用意し、飲み物は酒を飲む人の数で変わってきます。具体的には、酒やソフトドリンク、寿司やお弁当、また地域によっては葬式まんじゅう等です。

これら3つの費用を合計すると葬儀費用は地域やランクによっても差はありますが150~200万円ほどかかります。費用をどう捻出するか前もって考えておいた方が良いでしょう。


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