自分が葬儀に参列する際のしきたりやマナー、注意点などを記載します。
詳しくは以下のリンクから確認をお願いします。
1.訃報を受けたら
●危篤・臨終の知らせ
⇒危篤や臨終の知らせを受けたら、とにかくすぐに駆けつけることを考えます。一般的には家族・親族が駆けつけますが、親しい友人で連絡があった場合には何をさしおいても駆けつけるようにしましょう。
●弔問に駆けつける
⇒遺族がみな若く葬祭に慣れていない場合もありますので、そのときは自ら率先して「お手伝いしましょうか」と手伝いを買ってあげましょう。
訃報を受けたら
2.故人との対面
●対面のマナー
⇒対面は自分から求めないのがマナーです。遺族から「ぜひ故人とお別れをしてあげてください」などと対面を勧められたら「ありがとうございます。お別れをさせていただきます。」と言って対面しましょう。
故人と対面する
3.香典のマナー
●香典を持参する時期
⇒香典を持参する時期に特別な決まりはありませんが、最初の弔問のときに持参するのが一般的です。遠くに住んでいたり、都合が合わない時など、どうしても通夜や葬儀に参列できない場合には香典を郵送しましょう。
●香典の包み方
香典を包む不祝儀袋にはいくつかの種類があり、双銀や黒白の水引は、仏式、神式、キリスト教式のいずれにも使えます。ただし、蓮の花が印刷されたものは仏式以外には使えません。また、香典には新札ではなく、古いお札を入れましょう。新札の場合は、一度折ってから入れると良いでしょう。
●香典の相場
決まっている訳ではありませんが、香典の金額の目安は、友人で5000円程度、会社関係では5000円~1万円程度、親族では3万~5万程度です。
香典のマナー
4.供花・供物を贈る
●供物は遺族の意向を確かめてから
⇒供物は仏式の場合は、線香、ろうそく、果物、菓子類などが一般的で、祭壇や部屋、斎場の都合もあるので、供物を贈る前に喪家の意向も確かめましょう。
●供花は生花が一般的
⇒供花には、生花や花輪を贈ります。花輪は会社や団体など、生花は親族や友人が贈るのが一般的です。ただし、最近では花輪は都市では飾る場所がないので、贈らない場合が多いです。
供花・供物を贈る
5.弔辞のマナー
●弔辞を依頼されたら
⇒遺族は、故人のことをもっともよく知っている人に弔辞をお願いしますので、弔辞を頼まれたら断らずに快く引き受けるようにしましょう。
●弔辞の書き方
⇒弔辞は故人の冥福を祈るとともに、遺族の悲しみを慰めるものです。弔辞だからといって、かしこまって無理に難しい言葉や言い回しを使わずに、ふだん話しているような口語体を使い、自分の言葉で書きましょう。
●弔辞の読み方
⇒最初に「弔辞」と言ってから故人に語りかけるよう、遺族や参列者にもはっきり聞こえるようにゆっくり読み上げます。
読み終えたら弔辞を元に包みなおして、祭壇に置いて自席に戻ります。
弔辞のマナー
6.お通夜に参列する
●お通夜の作法
⇒受付でお悔やみを述べて、香典を差し出します。祭壇のある部屋に入るときには、先客に一礼してから入室します。一般的には弔問客は祭壇に向かって左側広報の席に座ります。
●通夜ぶるまい
⇒通夜ぶるまいではお酒をふるまわれることが多いですが、もちろん宴会ではありませんので、故人とは関係ない仕事の話をしたり、ハメを外した大声で話したりすることは厳禁です。
弔辞のマナー
7.葬儀・告別式に出席する
●会場についたら
⇒受付では簡単に挨拶をし、お通夜に参列していない場合には、この時点で香典を差し出し、記帳します。また、お通夜で香典を渡している場合にも記帳はします。
●告別式での作法
⇒焼香が終わっても、すぐには帰らずに、できるだけ出棺まで見送りましょう。出棺の際には合掌して見送ります。一般的には出棺を見送ったあとにはそのまま静かに退出します。
葬儀・告別式に出席する
8.社葬に参列する
●社葬の通知を受けたら
⇒個人的な付き合いのある会社からの通知であれば本人が判断しますが、会社同士の付き合いの場合には、上司あるいはトップの判断をもらいましょう。通知が個人宛にきていたとしても、一般的には故人と同じくらいの役職の人間が参列するのが礼儀です。
社葬に参列する
9.葬儀後のマナー
●葬儀が終わったら
⇒一般的には、お通夜や葬儀に参列した時にもらう会葬礼状に「お清めの塩」が入っています。これは自宅なら門を入る前に、マンションなら玄関ドアの前で使います。
●香典返しのお礼は不要
⇒一般的に、忌明けである四十九日が過ぎたころに忌明けのあいさつ状とともに香典返しの品が送られてくることがあります。この時には礼状は出さないのが礼儀ですが、気になる方は「喪中見舞い」のような手紙を別途書いて送る程度に留めておきましょう。
葬儀後のマナー
10.故人を偲ぶ会に参加する
●お別れの会を主催する
⇒葬儀を密葬や家族葬など、内輪だけで営んだ場合には、友人・知人は故人を見送る機会がなく、このような時には「お別れ会」や「偲ぶ会」を主催するケースも出てくるかもしれません。この場合には、もちろん遺族の了解を得ましょう。
故人を偲ぶ会に参加する