お通夜に出席する

お通夜での作法や注意点

通夜
本来、お通夜は親戚やごく親しい人たちの為のものでした。最近ではお通夜の本来の意味は薄れてきましたが、出席するかどうか迷った際にはもう一度訃報や死亡通知を見直してみましょう。

1.お通夜への出欠

もともとお通夜は、親戚やごく親しい人たちが集まり、夜通し故人の遺体に付き添い、故人との別れを惜しみ、遺族を慰めるものでした。ところが最近ではお通夜にも葬儀・告別式と同じように一般の弔問客が訪れるケースが多くなってきていますので、葬儀・告別式に出席できない場合などはお通夜に出席しましょう。

2.お通夜の作法とマナー

お通夜の会場に到着したら、まず受付でお悔やみを述べて、香典を差し出します。祭壇のある部屋に入るときには、先客に一礼してから入室します。あらかじめ席が決められている場合はその通りに、決められていない場合には、先着順に祭壇に向かって左後方の席から座りましょう。

読経などの式が終わると、「通夜ぶるまい」が行われます。故人との関係がそこまで深くない場合には、遠慮しても構いません。遺族などから誘われた場合はできるだけ席に着くようにしましょう。

通夜ぶるまいではお酒を振るまわれることが多いのですが、宴会ではないので、飲み過ぎや故人と関係ない仕事の話などは避けましょう。

お通夜では、遺族は特定の弔問客に対して対応しないのが一般的です。無理に声をかけて呼び寄せたり、長居するのはマナー違反です。

<ポイント>半通夜とは
最近のお通夜は午後6時か7時頃に始まり、読経や焼香などが1時間程度、その後に通夜ぶるまいの席が持たれ、遅くとも10時過ぎには終わることが多くなっています。このようなお通夜は「半通夜」と呼ばれています。


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