新しいスタイルの葬儀

故人を偲ぶ会やお別れ会の開催

私の母が亡くなった時には、どの様な葬儀が最もふさわしいのか、迷いましたが、最終的には従来の一般的な仏式が良いと思って葬儀をおこないました。しかし、最近では新しい葬儀のスタイルが増えているらしく、その様な葬儀をおこなう場合の例も紹介しておこうと思います。

1.故人を偲ぶセレモニー

宗教や宗派にとらわれず、自由な演出ができるのが「お別れの会」です。
密葬は家族と近しい親族のみで行い、別にお別れの会や偲ぶ会を行う場合が多いようです。儀式にとらわれないので、故人の趣味や業績に合わせた形にできるうえ、いつ行ってもよいので、十分な準備ができます。ちなみに、お別れの会は、香典を辞退、香典を受け取る、会費制の3種類があり、案内状に明記する必要があります。

2.主催の形は様々

お別れの会の主催はさまざまです。主催者の違いで、香典か会費制に分かれます。社葬のように会社主催の場合は香典を辞退することが、家族主催のときは香典または会費制が多いようです。ちなみに、友人や有志主催のお別れ会は、会費制がほとんどです。お別れの会は服装について案内状に明記されていないときは平服で行きます。ただし、派手な色合いの服やカジュアルすぎる服装は避けた方が良いです。

お別れの会・個人を偲ぶ会のスタイルと演出

(1)セレモニー型

告別式に近い形で行われるものです。通常は正面中央に生花で飾られた祭壇が置かれ、1人ずつ献花をして退場します。

(2)パーティー型

ホテルやセレモニーホールなどで行われます。故人を偲びながら立食パーティーが開かれます。ホテルと葬儀社が提携している場合が多いようです。

ホテルで行う場合には、読経や焼香、遺骨の持ち込みは基本的にはできません。また、演出方法は、メッセージボートを手作りしたり、スライドショーを用意したりします。故人が音楽の趣味があった場合、演奏会をすることもあります。

故人を偲ぶことが目的なので、生前の趣味や思い出を最も活かせる方法にします。

(3)ミックス型

セレモニー型とパーティー型がミックスされた形です。献花した後に、立食パーティーが行われます。


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